イースター休暇を控え小動き、時間はビットコイン相場に味方している？【仮想通貨相場】

ポイント

• 8.4万ドル台を中心としたもみ合い推移
• 多くの国がBTC準備に向けバイナンスに相談しているとFTが報じる
• トランプ大統領がパウエル議長を批判、退任を促す
• イースター休暇を控え動意薄いが、このまま横ばいでもテクニカルは好転しそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC市場はもみ合い相場で推移した。

上限は8.5万ドル（約1,210万円）台半ば、下限は8.3万ドル（約1,180万円）台半ばで、8.4万ドル（約1,195万円）を中心にレンジ取引に終始した。 

BTCは7.4万ドル台でダブルボトムを形成後、週末にスマホやPCが追加関税の対象から除外されたことを受け、8.6万ドルにタッチした。しかし、史上最高値からのトレンドラインや一目均衡表の雲の上限に上値を抑えられた。 

火曜日にホワイトハウスの暗号資産担当官ボー・ハインズ氏がSBR（戦略ビットコイン準備）の買い増しに自信を示したことや、米株の反発もあり、BTCは8.6万ドル台中盤まで値を伸ばした。しかし、時間外取引でのエヌビディア株の急落を受け、8.3万ドル近辺まで値を下げた。 

水曜日は、中国が条件付きで交渉開始を示唆したことや、小売売上高・20年債入札を無難に通過したことが好感され、BTCは8.5万ドル台半ばまで上昇。しかし、パウエルFRB議長のタカ派発言を受けて米株が失速し、BTCも8.3万ドル台に下落した。 

昨日はアジア時間の昼頃、フィナンシャル・タイムズ（FT）が「多くの国やソブリンファンドがBTC準備設立に向けてバイナンスに相談している」と報じ、BTCは8.5万ドルにワンタッチした。しかし、ECBが予想通り利下げを実施したことを受け、トランプ大統領がSNSでパウエル議長の利下げ拒否を批判し退任を迫ったことが嫌気され、リスクオフムードが広がった。さらに、保険支払いの増加により利益が予想を下回ったユナイテッドヘルス・グループの株価が2割以上急落し、NYダウを押し下げると、BTCも8.3万ドル台まで値を落とした。 

その後、米株が切り返すとBTCも8.5万ドル台に反発。米欧市場がイースター休暇に入る中、8.5万ドル近辺で小動きとなっている。

本日のBTC相場

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