ウクライナが米停戦提案受入れビットコイン反発、本日はCPIと10年入札【仮想通貨相場】

ポイント

・7.6万ドル台から8.4万ドルに反発

・オンタリオ州の対米輸出電力値上げ、対加鉄鋼アルミ50％関税は双方取下げ

・サウジでの高官協議で、ウクライナが米提案の30日停戦受入れる旨、共同声明

・相場は弱いが材料は不悪、本日のCPI、10年入札を無難に通過すれば底入れも

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は反発。

一昨日8.4万ドル（約1235万円）近辺で上値を押さえられると、昨日朝方にかけて7.6万ドル（約1115万円）台まで値を落としたが、足元では再び8.4万ドル近辺に値を戻し、下に行って来いの展開となっている。

BTCは先月末から今月初にかけて7.8万ドルから9.5万ドルに反発すると三角持ち合いを形成、週末にその三角持ち合いを下抜け、CME先物が大きく窓を開けて始まると8万ドル近辺まで値を落とした。一旦は8.4万ドル近辺に切り返したが、トランプ大統領がFOX TVとのインタビューで不況入りする可能性について否定しなかったことが材料視され米株が失速、中でもSP500から落選したコインベース株が前日比で17％急落する中、BTCは値を落とし、米国とカナダとの貿易戦争でオンタリオ州が米国に輸出する電力に25％関税を課すとすると7.7万ドル台に失速、年初来安値7.8万ドルを更新した。

一旦は達成感もあり8万ドル近辺に値を戻したが、Mt.GOXのウォレットから1.1万BTCが移動されたことに反応、一時7.6万ドル台に値を落とした。

この水準で11月に開けたCME先物窓を埋めたこともあり切り返すと、米株先が引け後の下げを取り戻し、前日比で一時1000円以上下げていた日本株も反発、BTCは8.2万ドル台に値を戻した。

ところがトランプ大統領が電気代引上げに対抗しカナダの鉄鋼アルミニウムに50％の関税をかけるとするとBTCはリスクオフ気味に7.9万ドルに失速。

しかしサウジでの米ウクライナ高官協議で米30日停戦案にウクライナが同意したと伝わると反発、更にオンタリオ州が電力料金値上げを撤回、続いて米国も50％関税を取下げ、またトランプ大統領が不況を予想していないと週末の発言を撤回したこともあり、BTCは8.4万ドルをトライしている。

本日のBTC相場

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