AI仮想通貨市場が収益急落、2025年注目の投資銘柄を分析

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CryptoNews2025/03/02 12:55

著者:CryptoNews

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最終更新日: 3月 2, 2025 08:25 JST

イーサリアム（ETH）のレイヤー2およびソラナ（SOL）上でAIエージェントの作成を可能にするDeloitte Protocolは28日、日間収益が過去最高時と比較して大幅に減少したことを発表した。

同プロジェクトの日間収益は、2025年1月2日に最大100万ドルを記録したが、その後急落。2025年2月27日時点では2万〜3万5000ドルの水準にとどまり、最大時と比べ96.8%以上の減少となっている。特に、Base上のVirtual-Appの収益は85万9000ドルから急落し、10日連続で日間収益が1000ドル未満という低迷が続いている。

また、新規AIエージェントの作成数も低調で、過去10日間の1日あたりの作成数が10件未満に留まるなど、市場の停滞が顕著になっている。

収益急落の要因と市場への影響

Deloitte Protocolの収益急落の背景には、ソラナ関連のスキャンダル、仮想通貨市場の低迷、AIエージェント需要の鈍化といった複数の要因が影響している。

まず、ソラナを巡るスキャンダルリスクが挙げられる。プレジデンシャルメモコイン詐欺の問題により、ソラナの信頼性が低下。この影響が波及し、レイヤー2拡張プロジェクト全体の評価が悪化したとみられる。

次に、ビットコイン（BTC）をはじめとする主要な暗号資産（仮想通貨）の価格停滞も影響を与えている。市場の弱気ムードが続く中、Deloitte Protocolの関連トークンVIRTUALの時価総額ランキングは、当初の68位から92位へ急落。投資家の関心が薄れ、流動性が低下している。

さらに、AIエージェント市場の急速な飽和も要因の一つだ。当初、ベンチャーキャピタルや取引所が注目し、資金が流入したものの、短期間で市場が成熟。結果として、Deloitte Protocolの活用動機が低下し、エコシステムの成長が鈍化している。

プラットフォーム別の状況と今後の展望

収益の内訳を分析すると、Base上の収益は2万8000ドルを記録しているのに対し、ソラナ上の収益は6300ドルにとどまり、プラットフォーム間で大きな格差が生じている。

ウォレットの保有状況を見ると、Baseでは17万ウォレットがエージェントトークンを保有しているのに対し、ソラナでは1万1000ウォレットと、大幅に少ない状況だ。さらに、日間取引アドレス数は7,642件と停滞が続いており、各プラットフォームでのユーザー活動の減少が顕著となっている。

また、Deloitte Protocolの関連トークンVIRTUALの価格は24時間で14%下落し、時価総額ランキングも92位に後退。これにより、AI関連プロジェクト全体の需要が縮小している実態が浮き彫りとなった。

市場専門家は、AIと暗号資産の融合プロジェクトが短期的なバブルから調整局面へと移行していると指摘。今後、持続的な成長を実現するためには、より実用性の高いユースケースの開発が不可欠との見解を示している。

AIとミームコインの新たな潮流：MIND of Pepe

AIと暗号資産の融合市場が調整局面を迎える中、独自のアプローチで注目を集めるプロジェクトが「MIND of Pepe（MIND）」だ。

このプロジェクトはイーサリアム基盤で発行され、2025年1月に登場した。AIパワードミームコインとして初めて、ブロックチェーンイノベーションと自己進化型 AIエージェントを統合し、画期的な仕組みを提供している。

このAIエージェントは、リアルタイムで市場のインサイト（市場動向の分析）を提供し、投資家にとって有益な情報を即座に取得できる環境を構築。また、暗号資産市場のトレンドを自動解析し、X（旧Twitter）などのプラットフォームと連携することで、トークン保有者限定の市場情報を配信する仕組みを取り入れている。

現在実施中のICO（Initial Coin Offering）では、これまでに640万ドルの資金調達を達成。現時点のトークン価格は0.0033454ドルで取引されている。さらに、初期投資家向けには最大357%の年間収益率（APY）を提供するステーキングプログラムが用意されており、長期的な資産形成の機会としても注目されている。