ビットコインの強気相場　7万7000ドルまで下落しても継続可能＝仮想通貨アナリスト

ビットコイン（BTC）は7万7000ドルまで下落しても、2025年の強気相場を維持できるとクリプトクアントのキ・ヨンジュCEOは考えている。

2月19日のX投稿 で、キ・ヨンジュ氏はBTC価格が30%下落しても、歴史的な基準に沿った上昇トレンドを維持すると指摘した。

「今年はビットコインの弱気相場はない」

ビットコインは1カ月間にわたる横ばい相場と、10万ドルへの回復に苦戦しているにもかかわらず、「強気サイクル」にあるという。

クリプトクアントのキ・ヨンジュ氏によると、年初のスロースタートにもかかわらず、より高水準な価格が今年を通じて続く見込みだという。

「今年、弱気相場に入るとは思わない」とキ・ヨンジュ氏はビットコイン投資家層のコスト基準について議論する中で述べた。

「まだ強気サイクルの中にいる。最終的には価格は上昇するだろうが、そのレンジは広い。過去のサイクルを見ても、過去最高値から-30%の下落（例：11万ドル→7万7000ドル）でも強気相場が続くと個人的には考えている」

ビットコイン投資家のコストベース. Source: Ki Young Ju/X

7万7000ドルのローカルボトムは、依然としてBTC/USDを前回のサイクルの最高値より上にとどめ、トレーダーの間で市場の確固たるサポート水準を形成するための下値目標となっている。

キ・ヨンジュ氏は、注目すべきいくつかのコスト基準を指摘しており、その中には米国のビットコイン上場投資信託（ETF）投資家のコスト基準である8万9000ドルも含まれる。この水準は昨年11月以来、サポートとして機能している。

世界最大の取引所バイナンスのトレーダーは、平均的な損益分岐点を5万9000ドルに設定しており、その直下の5万7000ドルでは、ビットコインマイニング企業が赤字に転落する。

キ・ヨンジュ氏は「過去の下落局面（2022年5月、2020年3月、2018年11月）では、この水準を下回ることが弱気相場の確定を意味した」と指摘している。

さらなるBTC価格の上昇が必要

一方、アナリストのティモ・オイノネン氏によれば、今回のサイクルではさらなるBTC価格の上昇が必要であるという。

オイノネン氏は 2月17日のブログ投稿 で、昨年4月のブロック報酬の半減期以降、BTC/USDは約60%しか上昇していないと指摘した。

「継続する半減期サイクルを考慮すると、5月には売りが発生し、夏は横ばい、そして年末にかけて価格が上昇する可能性が高い。過去にも2013年、2016年、2017年、2020年、2021年、2023年、2024年に同様の第4四半期の上昇トレンドが確認されている」

「より深い調整が発生するのは、数カ月先、あるいは1年以上先になる可能性がある」とオイネロン氏は主張している。

BTC/USDの強気サイクルの比較. Source: クリプトクアント

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