ビットコイン、6月までに12万5000ドルを突破できるか?
ビットコイン(BTC)は心理的節目である10万ドルを7日間下回ったままだが、ある仮想通貨アナリストは6月末までに12万5000ドルに到達する確率が約50%に迫っていると指摘している。
オンチェーンオプションプロトコルDeriveのリサーチ責任者、ショーン・ドーソン氏は2月13日の市場レポートで、「ビットコインが今年半ばまでに12万5000ドルに達する確率は44.4%に改善した。これは前回の41.9%から上昇している」と述べた。
ビットコインの大幅下落の確率は低下
ドーソン氏によると、ビットコインが6月までに7万5000ドルに下落する確率は12.1%まで低下しており、前回の17.8%から大幅に減少している。
一方で、BitMEX共同創設者アーサー・ヘイズ氏はより弱気な見方を示しており、「ビットコインは7万ドル~7万5000ドル付近まで下落する可能性がある」と 予測している 。ヘイズ氏は、この動きが「ミニ金融危機」を引き起こす可能性があるとも警告している。
ビットコインが最後に7万5000ドル付近で取引されたのは2024年11月8日であり、その3日後に米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことで上昇トレンドが発生した。このトレンドは約1か月続き、12月5日にビットコインは初めて10万ドルに到達した。
ビットコイン価格の推移 Source: CoinMarketCap
仮想通貨トレーダーのJelle氏は、「ビットコインが10万ドルを再び超えるまで、方向感のない展開が続くだろう」と指摘している。
仮想通貨市場のセンチメント指標である 恐怖強欲指数 は100点中48となっており、市場心理は「中立」となっている。
資産運用会社ヴァンエックは2024年12月のレポートで、「2025年第1四半期に中期的なピークを迎えるが、その後年末にかけて史上最高値を更新する」と 予測している 。
ヴァンエックはまた、「サイクルの最終局面では、ビットコインは18万ドル、イーサリアムは6000ドルを超えて取引されるだろう」との見通しを示している。
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