資産運用会社オスプレイ・ファンズとREXシェアーズが、ドージコイン（DOGE）、オフィシャル・トランプ（TRUMP）、ボンク（BONK）を対象とした上場投資信託（ETF）の立ち上げを目指している。

1月21日に提出された申請書 によれば、ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）、ソラナ（SOL）、およびXRPを対象とするETFも提案されている。これらのETFは、仮想通貨の現物と関連する金融派生商品を直接保有する設計となっている。オスプレイとREXが提案しているETFは7種類となる。

「このファンドは、通常の市場環境下で、純資産（投資目的の借入金を含む）の少なくとも80％をリファレンス資産およびリファレンス資産へのエクスポージャーを提供するその他の資産に投資する」と申請書に記載されている。

申請されているETFの1つ、REX-オスプレイ・トランプETFは、米国のドナルド・トランプ大統領によるミームコインであるTRUMPを初めて保有するETFとなる予定だ。TRUMPは1月18日にトランプ氏関連の団体によって発行された。

公式ミームコインのTRUMP

トランプ氏の名前を冠したトークンは、1月18日のローンチ直後に完全希薄化後時価総額（FDV）で800億ドルを突破した。このミームコインは、1月21日時点でFDVは約420億ドルと なっている 。

TRUMPのローンチは投資家の熱狂を引き起こした。トランプ氏が支持者にミームコインの購入を促したプラットフォーム「ムーンショット」は、トークンローンチ以来20万人以上の新規オンチェーンユーザーを 記録したという 。

仮想通貨ETFへの期待

トランプ氏は米国を「世界の仮想通貨の首都」にすると選挙期間中に約束していた。そのため、政権発足後に仮想通貨規制が緩和されるのではないかと業界関係者らは期待している。

現在、十数件の仮想通貨ETF申請が規制当局の承認を待っている。

2024年には、ソラナ（SOL）、XRP、ライトコイン（LTC）などのアルトコインを保有するETFを上場するため、資産運用会社が相次いで申請を行った。

発行者はまた、1つのETFが複数の仮想通貨を保有するように設計されたインデックスETFの承認も待っている。

REXシェアーズは、過去に他の仮想通貨関連ETFを立ち上げており、その中にはビットコイン保有企業マイクロストラテジーへの2倍レバレッジエクスポージャーを提供する T-REX 2XロングMSTRデイリーターゲットETF（MSTU）がある 。

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