リップルのモニカ・ロング社長は、同社のステーブルコイン「リップルUSD（RLUSD）」が主要な仮想通貨取引所に間もなく上場されると予想している。

ロング氏は1月7日 にブルームバーグとのインタビュー で、リップルがRLUSDの取引所上場を積極的に進めていることを確認した。

「リップルUSDの流通と利用可能性を他の取引所でも拡大し続けている。だから、利用可能性がさらに増え、間もなく発表できると考えている」とロング氏は語った。彼女は、コインベースのような主要プラットフォームの具体的な名前に言及することは控えた。

現在、 リップルのウェブサイト によれば、RLUSDはビットソ、ムーンペイ、コインミナ、ブリッシュ、メルカドビットコインB2C2、キーラック、アーチャックス、インディペンデントリザーブ、JSTデジタルで利用可能だ。

リップルは12月17日にRLUSDを米ドルに1:1でペッグされたステーブルコインとして 発表した 。 コインゲッコー によると、発表時点でこのステーブルコインの時価総額は7180万ドルだ。

リップルのステーブルコインRLUSD 主要な仮想通貨取引所への上場目指す 幹部「間もなく発表できる」 image 0

Ripple’s market cap snapshot. Source: CoinGecko

RLUSDの取引高の大部分、76%以上は仮想通貨取引所ブリッシュに集中しており、RLUSD/USDコイン（USDC）とXRP/RLUSDの2つの主要な取引ペアに分かれている。

一方、分散型取引所ソロジェニックは市場の小さな部分を担当している。ソロジェニックでのXRP/RLUSDペアは、24時間の取引量が340万ドルで、全体の3.56%を占めている。

「決済事業は倍増した」

RLUSDの需要は主にリップルの決済事業によって駆動されており、ロング氏は過去1年間でこの事業が倍増したと語った。

「昨年、決済事業が倍増し、我々の決済ソリューションに強い成長軌道を見せている。リップルUSDはその中で重要な役割を果たすだろう」と彼女は話した。

ロング氏はステーブルコインの強い成長を予想している。「今年は仮想通貨全体にとって大きな年になると考えており、それに伴ってステーブルコインの需要も増加するだろう。ステーブルコインはまさにオンランプとオフランプの方法だ」と彼女は説明した。

DefiLlamaのデータによれば、ステーブルコイン市場は昨年から55%成長し、時価総額で2061億7000万ドルに達している。テザー（USDT）は依然として最大のステーブルコインで、市場シェアの66%を占めている。

XRP ETFは「非常に近い」

ロング氏は、XRPが独自の上場投資信託（ETF）を持つ次の候補になる可能性があると示唆した。「非常に近いうちにそれを見ることになるだろう。XRPはビットコインとイーサリアムに続く可能性が高い」と語った。

ウィズダムツリーは2024年12月2日に米証券取引委員会（SEC）に承認申請を行っており、ビットワイズ、カナリーキャピタル、21シェアーズも同様の製品を申請している。ロング氏は、政権交代によりETF承認が「加速する」と考えている。

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