マイクロストラテジー、先週15億ドル分のビットコインを購入
マイクロストラテジーは、11月25日から12月1日の間に約15,400BTCを購入したと発表した。この購入は、同社の「アット・ザ・マーケット(ATM)」株式販売プログラムを通じて調達した15億ドルの資金を使用して行われ、1BTCあたり平均95,976ドルで取得された。
12月2日に米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書によれば、同社は同期間中にA種普通株370万株を売却し、14億8,000万ドルの純収益を得た。この資金が15,400BTCの購入に充てられた。
MicroStrategy remains the largest corporate Bitcoin holder. Source: BitcoinTreasuries
12月1日時点で、マイクロストラテジーとその子会社は402,100BTCを保有しており、現在の市場価格で約384億ドルに相当する。これらのビットコインは総額234億ドルで購入されており、平均取得価格は1BTCあたり58,263ドルとなる。同社のビットコイン投資は現在、64%の含み益を出している。
前週には55,000BTCを54億ドルで購入
今回の15億ドルの購入は、前週に行われた大規模な投資に続くものだ。11月18日から24日の間に、同社は55,000BTCを54億ドルで購入しており、1BTCあたりの平均取得価格は97,862ドルだった。
この大規模購入の資金は、2029年償還予定のゼロクーポン型転換社債の私募販売や、進行中のATM株式販売プログラムの収益など、複数の資金源から調達された。
マイケル・セイラー氏、マイクロソフトにビットコイン採用を提案
マイクロストラテジーの会長でありビットコイン支持者のマイケル・セイラー氏は、自社のビットコイン保有を拡大するだけでなく、テック大手マイクロソフトに同様の戦略を採用するよう提案している。
セイラー氏は、マイクロソフトの取締役会に向けた提案の中で、同社がビットコインに全面的に投資すれば、時価総額を約5兆ドル増加させることが可能だと主張した。また、「ビットコインは次世代のテクノロジーの波であり、これを逃すことは許されない」と述べた。
さらに、配当金や自社株買い、キャッシュフロー、負債をビットコインに変換すれば、同社の株価に「数百ドル」の価値を追加できるとした。セイラー氏は、ビットコインが今後10年でマイクロソフトの株価に最大584ドルの上昇効果をもたらす可能性があると主張している。
「企業価値を数兆ドル創出し、株主のリスクを排除できる」とセイラー氏は述べた。
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