グレイスケールの仮想通貨ETF 累計で200億ドルの流出 ｜ ビットコインETFとイーサリアムETF
資産運用会社グレースケール・インベストメンツは、ビットコインとイーサリアムの上場投資信託（ETF）から合計で204億ドル以上の流出を記録した。
グレースケール・ビットコイン・トラストETF（GBTC）は1月11日のローンチ以来、約7ヶ月間で平均して1億3770万ドルの日次流出を経験している。7月29日時点で、GBTCは累計で188億6000万ドルの流出を記録した。
対照的に、同時に米国で承認された他の9つのビットコインETFはすべてプラスの残高を維持している。
その中でも、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（IBIT）が最も多くの投資を保持しており、現在199億3000万ドルのBTCを抱えている。フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド（FBTC）が99億ドル、ARK21シェアーズ・ビットコインETF（ARKB）が26億ドル(、ビットワイズ・ビットコインETF（BITB）が20億9000万ドル分のBTCを保有している。
新たにローンチされたグレースケール・イーサリアム・トラスト（ETHE）も、GBTCと同様に流出に直面している。
イーサリアムETFは5日間で17億2000万ドルを失い、グレースケールの仮想通貨ETFの総流出額は205億8000万ドルに達した。
7月30日、ステノ・リサーチのシニアアナリストであるマッズ・エバーハルト氏は、グレースケールのETHEからの大規模な流出は8月2日までには収まるだろうと主張した。しかし、エバーハルト氏は、初期の大規模な流出が短期的な強気の理由になると見ている。
「グレースケールのビットコインETFの流出は11回目の取引セッション後に大幅に収まった」とエバーハルト氏は語った。「グレースケール・イーサリアムETFは運用資産（AUM）に対してはるかに高い流出を経験しているため、流出のピークは今週中に訪れると考えている」。
仮想通貨トレーダーのエヴァンス6氏も、ビットコインとイーサリアムの現物ETFのローンチを比較し、エバーハルト氏の見解に同意した。
エヴァンス6氏によると、ビットコインETFからの流出は7回目の取引日に底を打ち、GBTCの累積流出が元のファンドの13.2%に達したときに底を打ったという。その後、ビットコインは「約50日間で92%上昇した」と付け加えた。
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