分散型取引所およびステーキングプラットフォームであるモノスワップ（MonoSwap）は7月24日、ハッキング被害を受けたことを発表し、ユーザーに対してステーキングや追加の資金投入をしないよう警告した。

この発表では、モノスワップはユーザーに対し、損失を避けるために直ちにプラットフォームから資金を引き出し、ソーシャルメディアの投稿で特定された悪意のあるリンクに接触しないよう注意を促した。

モノスワップによると、7月23日、開発者の一人が誤ってフィッシングアプリケーションをインストールし、ベンチャーキャピタリストを装った詐欺師との通話に誘導された。その通話中に、詐欺師は開発者のコンピュータに悪意のあるソフトウェアをインストールし、そのコンピュータがプラットフォームのすべてのウォレットと契約にアクセスできる状態にあったという。これにより、ハッカーはプラットフォーム上のステークされている流動性の大部分を引き出すことができた。

モノスワップがハッキング被害を発表、ユーザーに警告 image 0 Source: MonoSwap .

モノスワップは現在、この事件を調査中であり、「モノスワップのより良い未来を構築するためにベンチャーキャピタリストと協力しようとしている」と述べ、「不運な出来事が起こり、今は最善を尽くしてこの問題を解決しようとしている」と語った。

仮想通貨ハッキングの増加

7月11日、コインゲッコーの共同創設者兼最高執行責任者であるボビー・オン氏は、仮想通貨コミュニティに対し、ハッキングの増加を警告し、数日間は仮想通貨と接触しないよう注意を促した。

オン氏は、攻撃の急増の原因として、グーグルがドメインビジネスをスクエアスペースに売却したことを挙げており、この強制的なドメイン移行が二要素認証を削除し、現在悪用されているセキュリティ脆弱性を生み出したと説明している。

最近の注目すべき事例

コインゲッコーの共同創設者が警告を発した後、いくつかの注目すべきハッキングや悪用が発生している。オンチェーン探偵であるザックXBT氏は最近、コンパウンドファイナンス（Compound Finance）のウェブサイトがユーザーをフィッシングページにリダイレクトしていることを警告し、のちにコンパウンドファイナンスチームがこの問題を修正した。

2024年7月18日、インドの人気仮想通貨取引所であるワジールXがハッキングされ、北朝鮮のラザルスハッキンググループに関連するとされるハッカーによって2億3500万ドルが取引所から流出した。

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