大口のミームコイン保有者、いわゆる「クジラ」が、現在の市場の売りに乗じてマガ (TRUMP) トークンを売却し、370万ドル(約5億8413万円)の利益を上げたことがわかった。

このクジラのウォレット『0x52C0』は過去24時間で171000以上のトランプトークンを売却し、合計414ETHを獲得。この売却で370万ドルを超える利益を得たようだ。Lookonchainが6月18日にXで 投稿 した内容によると、このクジラはトランプコインを8.38ドルで売却した。

トランプトークンのクジラが370万ドルの利益確定、ミームコインの下落始まる image 0 Wallet ‘“0x52C0,”  TRUMP token sales. Source: Lookonchain

この巧妙なクジラのウォレットの28%は依然として37万2000ドル相当のトランプトークンで占められている。最も多く保有しているトークンはBasedAI (BASEDAI) コインで、92万1000ドル相当でウォレットの71%以上を占めている。CoinStatsによれば、6月2日のピーク時にはこのウォレットの価値は753万ドルに達していた。

トランプトークンのクジラが370万ドルの利益確定、ミームコインの下落始まる image 1 Wallet “0x52C0,”  holdings. Source: CoinStats

トランプトークンが下落する理由

クジラはトランプトークンの価格が下落し始めたときに利益を確定し始めたようだ。

トランプコインは世界協定時(UTC)の9:00までの24時間で30%以上下落し、7.88ドルで取引されている。

コインマーケットキャップのデータによると、このミームコインは週足チャートで37%以上下落している。

トランプトークンのクジラが370万ドルの利益確定、ミームコインの下落始まる image 2 TRUMP/USDT, 4-hour chart. Source: CoinMarketCap

トランプ関連の仮想通貨は、ドナルド・トランプ氏のチームがソラナ上で「公式」トークンを立ち上げたという噂の中で下落し始めた。しかし、Pirate Wiresは6月17日にXで、トランプの18歳の息子バロンが「TrumpCoin (DJT)」という名前でこのトークンを主導していると主張した。

しかし、ドナルド・トランプ氏のチームはこのトークンの立ち上げを確認しておらず、Bubblemapsなどのブロックチェーンデータ企業はDJTが大統領候補と関連していないと確信しているようだ。

ミームコインは赤字、他のクジラも問題を察知

大口保有者は市場全体のミームコイン売却に注目しており、最も人気のあるミームトークンのいくつかが二桁の利益を記録している。主要なミームコインであるドージコイン (DOGE) とシバイヌ (SHIB) は日足チャートでそれぞれ13%と18%下落し、ペペ (PEPE) は13%下落、ソラナベースのドッグウィフハット (WIF) は20%以上下落したとコインマーケットキャップのデータが示している。

トランプトークンのクジラが370万ドルの利益確定、ミームコインの下落始まる image 3 Top memecoins by market capitalization. Source: CoinMarketCap

ミームコインの総時価総額は過去24時間で9.4%減少し466億ドルに達し、取引量は79%増加して62.5億ドルに達した。

他のトランプトークンに関するクジラもこの下落に注目し、利益を確定し始めている。ウォレット『0x35D1』はトランプコインを売却し、648000ドルの利益を上げ、トレーダーsighduck.ethは1500%以上の利益を得て188万ドルを獲得した。

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