トランプ前大統領、資金調達イベントで「仮想通貨大統領になる」と明言

共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領は、サンフランシスコで開催された資金調達イベントで、仮想通貨の支持者としての姿勢をアピールした。
その中で同氏は、「仮想通貨大統領になる」と発言したとロイターが報じている。

仮想通貨支持を強調

トランプ前大統領がベンチャーキャピタリストのデビッド・サックス氏とチャマス・パリハピティヤ氏が6月6日に主催した資金調達イベントで、再び仮想通貨への支持を表明している。同氏は、このパーティーで約1200万ドル(約18.8億円)を集めることに成功したようだ。
今回、トランプ氏は参加者の前で「仮想通貨大統領になる」と宣言し、仮想通貨業界に対する強い支持を示した。

また、サンフランシスコを拠点とするハイテク企業の幹部であるトレバー・トレイナ氏によると、トランプ氏は特に規制強化を試みる民主党の動きを強く非難したようだ。

仮想通貨業界は、2022年に大手企業が倒産した後、規制当局からの厳しい監視にさらされており、投資家は詐欺や不正行為のリスクに対して警戒を強めている。
共和党全国委員会のハルミート・ディロン氏は、トランプ氏が仮想通貨の重要性を強調し、この分野を全面的に支持する姿勢を示していると語った。

具体的な政策提案については発言しなかったものの、トランプ氏は、仮想通貨に対する規制を大幅に緩和する意向を示したようだ。特に、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長による規制強化とバイデン政権の方針を批判し、第二次トランプ政権が発足すれば直ちにこれらの規制を停止することを明言したとディロン氏は述べた。

また、今回のイベントではコインベースの幹部や仮想通貨取引所Geminiの創業者であるタイラーとキャメロン・ウィンクルボス兄弟も参加していたと語っている。

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この記事はReutersの「Trump pitches himself as 'crypto president' at San Francisco tech fundraiser」を参考にして作られています。