機関投資家、利下げ見通しの中で9億ドル以上を仮想通貨に投入

デジタル資産管理会社CoinSharesによると、消費者物価指数（CPI）のデータを受けて、機関投資家は先週、仮想通貨製品にほぼ10億ドル（約1,560億円）を投入した。

デジタル資産ファンドの流入報告

最新の デジタル資産ファンドフローズレポート で、CoinSharesはデジタル資産投資製品が先週、取引量が3月から約75％減少しているにもかかわらず、9億3,200万ドル（約1,452億7,200万円）の純流入を記録したと述べている。

「興味深いことに、この流入は水曜日の予想外に低いCPI報告への即時の反応であり、週の後半の3営業日が全体の流入の89％を占めている。これにより、ビットコイン価格が金利予想に再び連動しているという我々の見解が強調されている。」

地域別の流入状況

地域別では、米国が最大のシェアを占め、10億ドル（約1,560億円）の流入があった。

「スイスとドイツもそれぞれ2,700万ドル（約42億1,200万円）と420万ドル（約6億5,520万円）の小規模な流入が見られた一方、香港とカナダはそれぞれ8,300万ドル（約1,294億8,000万円）と1,700万ドル（約265億2,000万円）の流出を記録した。」

ショートビットコイン（BTC）投資製品はほとんど関心を集めなかったが、BTC自体は9億4,200万ドル（約1,469億5,200万円）の流入を享受し、投資家の間で強気の姿勢が示唆されているとCoinSharesは述べている。

アルトコインの流入

アルトコインに関しては、ソラナ（SOL）、チェーンリンク（LINK）、カルダノ（ADA）がそれぞれ490万ドル（約7億6,440万円）、370万ドル（約5億7,720万円）、190万ドル（約2億9,640万円）の流入を記録した。

一方、イーサリアム（ETH）は2,330万ドル（約363億4,800万円）の流出を記録し、年初来の総流出額は5,700万ドル（約889億2,000万円）となっている。

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