ルーンズ・プロトコルのアクティビティが著しく減少
ルーンズプロトコルのアクティビティが取引開始初週以降、著しく減少している。5月10日には特に顕著な減少が見られ、新規の発行やプロトコルとやり取りをする新規ウォレットはほとんどなかった。
デューン・アナリティクスの ダッシュボードによると 、プロトコルの手数料収入は着実に減少している。ルーンズは今でもビットコインブロックチェーン上で毎日数十万ドルの手数料を稼いでいるが、総手数料は過去12日間で2回しか100万ドルを超えておらず、下降傾向を示している。
ルーンズは、オーディナルズの生みの親であるケイシー・ロダルマー氏によって立ち上げられた、ビットコイン上でファンジブル(代替可能な)トークンを作成できる新しいビットコイン・トークン規格。オーディナルズは、ビットコイン上でノンファンジブル(非代替性)トークン(NFT)を可能にしたトークン規格だ。
ルーンズプロトコルはビットコイン半減期と同日の4月20日に開始した。ルーンズのローンチは投資家たちの熱狂を引き起こし、最初の1週間だけで1億3,500万ドル以上の手数料が生成されるなど、トランザクション手数料の急増とビットコイン(BTC)マイナーにとって記録破りの利益をもたらした。
デューン・アナリティクスのデータによると、4月24日までルーンズ関連のトランザクションはビットコインネットワーク上のトランザクションの大部分を占めていた。4月23日、ルーンズは81.3%という最高のトランザクションシェアを記録し、ビットコインのトランザクションシェアは18.15%にまで落ち込み、オーディナルズとBRC-20のトランザクションはそれぞれ0.1%だった。
その後9日間、ルーンズのトランザクションは5月2日まで一貫して減少。5月3日からは回復し始め、5月4日と5日に60%以上のトランザクションシェアを取り戻した。
マイニングコミュニティは、手数料の上昇を歓迎した。なぜなら、ビットコインの半減期後、彼らの収入は大幅に減少していたからだ。5月には、ビットコインマイナーの総収入は1日あたり3,000万ドルを下回っている。
ルーンズは、オーディナルズと同様に、ビットコインブロックチェーン上で新しいトークン規格を立ち上げた。Magic Edenのデータによると、ルーンズはすでに大きな成功を収めており、いくつかのコレクションは数億ドルの時価総額を誇っている。
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